日本は大切なパートナーだと思ってくれているのかどうだか、ウィーン・フィルのウェブサイトには日本語のページがあります。ありがたいことです。ドイツ語と英語と日本語しかないんだぜ?
ちなみにベルリン・フィルについて言えば、オーケストラのサイトはドイツ語と英語しかないけどデジタル・コンサートホールという、ベルリン・フィルの有料ストリーミングサービスには日本語ページがあります。しっかりした日本語で、日本人がしっかりとお金をもらってやってるんだろうなと思っていましたが日本人の評論家の方が手がけておられるということなので、いや、これはもうばっちりです。
しかし、ウィーン・フィルの日本語はと言うと、どうなのか。「ウィーン・フィルの給料は実は高くないんだよ」と団員の皆さんはおっしゃるんですよね。それが事実なのかどうなのかはさておき、予算が足りないのか、予算をかけるほどじゃないと思っているのか、日本語ページはあるものの、機械翻訳にかけてそれをコピペしているだけなんではないかと思われる貧弱さ。カタカナも半角全角が混じってますしね。
日本公演ではベルリン・フィルと並ぶ超高額チケット代金をつけてくるウィーン・フィル、いわばオーケストラの世界のトップ中のトップ同士なのに、この差はなんなのだ。怪しい中国語の詐欺サイトと同じかそれよりもひどいかもしれない。バイトでいいので日本人をちゃんとやとって日本語ページを作るべきだと思います。もしくはすっぱりと辞めるべき。
今朝ウィーン・フィルのFacebookページにヤンソンスの公演の紹介とともに写真が載っていて(下に埋め込んであるやつ)、ピアノの位置が面白いんですよ。指揮者の目の前。普通ピアノ協奏曲なら指揮者の後ろ。
これはどういう公演なのかなと思ってウィーン・フィルのサイトを久しぶりに見に行って爆笑してしまいました。コンサート詳細ページは以下です。
https://www.wienerphilharmoniker.at/jp/concerts/concert-detail/event-id/9756
1:惜しい!惜しい!!『ベーラ バークルト』・・・文字の並びが間違っているよ!ファーストネームと名字の間の中黒(・)がないよ!
2:「休憩」の代わりに『一時停止』・・・・ってビデオじゃないんだから停止しちゃいけないよ!!
おーい、ウィーン・フィルしっかりい!
ちなみにこの演奏会、ピアノの位置が不思議なのはバルトークの「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」をやるからなんですね。なるほどそういうことか。