アンジェラ・ヒューイット、いまバッハ・オデッセイをやっていますね。4年間かけてバッハの鍵盤作品全曲を演奏するというやつ。こないだ紀尾井ホールでその最初の2公演がありました。
それはそうとして、もちろん、そうではない公演もやっている。イタリアの真ん中あたり、ペルージャあたりで彼女が音楽監督を務めている音楽祭があります。トラジメノ音楽祭というその音楽祭の写真。素晴らしく気持ちが良さそうなオープンエアだったので下に貼り付けます。ご覧下さい。
ああ、気持ちよさそう。こんなところでピアノを聴いてみたい!!
トラジメノ音楽祭公式サイト(今年で13回目を数えるそうです)
http://www.trasimenomusicfestival.com/
日本では絶対に雨のリスクが高すぎて実現できないと思われる。こんなの企画したら、この時期、オープンエアってどういうことかと、激しくあちこちから詰め寄られそうです。日本、雨多いからなあ。湿気もすごいし、こういう公演、できないよなあ・・・。
もちろん、こういう公演が難しいのは日本だけではなくて、雨の多い地域であればどこだって無理ですがね(乾期があるところは除く)。
いいなあ、うらやましいなあと思ってこの音楽祭のプログラムを眺めていましたら思わず吹き出す公演を発見しました。ピアニスト4人が出演する公演なのですが、その出演者というのが以下の4名だったのですよ。
アンジェラ・ヒューイット
ジョン・キムラ・パーカー
ヤニーナ・フィアルコフスカ
シャルル=リシャール・アムラン
さあ、何が変なのか、わかる人ご回答ください。
正解は:イタリアのど真ん中なのに・・・カナダ人ピアニストが4人!!
おもしろい。カナダって、ほら、それなりにヨーロッパから遠いから、ピアニストをイタリアに連れてくるのにけっこうお金がかかるんですよね。ヨーロッパにはたくさんピアニストがいるのに、カナダからわざわざ連れてくる、ということを、よくぞ事務局が認めてくれたな、と。
こういういい加減(?)なところ、好きだわ。さすがイタリアです。陽気なやつらに乾杯。