今年はミュンヘン国際コンクールも開催

コンクールの話が続きますが。今年はミュンヘン国際コンクールでピアノ部門も開催されます。特に管楽器部門がむちゃくちゃレベル高いので有名。すごい数のジャンルで開催するんです。毎年ジャンルが変わります。今年はピアノ、ヴァイオリン、オーボエ、ギター。

世界トップクラスのオーケストラ、バイエルン放送響と共演できるんですよ、このコンクールは(ただし指揮者は若手)。いいね。

ご承知の通り一位をなかなか出さないコンクールでもありますね。一時期出すようになりましたが、また出なくなってきたように思います。一位を出さない事に意味があるのか、という議論はあります。いろいろな意味で反対意見も多いですね。優勝者を出さないのは審査員の傲慢だ!という意見もあります。コンクールの参加者は、審査員より優れた演奏者であることもしばしばありますからね。

個人的には・・・一位を出さないのもあり、と思っています。有名コンクールで一位になることで、その人のマーケティングという意味で大きな意味を持つことになる。一位と二位では、広がるチャンスが大幅に違う。そして、一位という言葉が持つ力はすごいですから、慎重になってもいいのではないかと思うんですよ。同じ理由で反対の事を考える人もいると思いますが。

ところで今年のミュンヘン国際コンクールのピアノ部門、参加者をみますと(予備審査を勝ち抜いた人たち)・・・めちゃくちゃアジア率が高い。特に韓国の多さには驚くほど。60人中20人いますよ。3分の1が韓国。それに次いで日本が11人。つまり日本と韓国で半分ってすごいな。地元ドイツも多いけど、7人しかいませんよ。
http://www.br.de/ard-music-competition/participants-and-results/index.html

60人いればアジア勢が増えるのは当然、なのかな?これが一次から20人とかだと、もっと絞られる(アジア率が低くなる)のでしょうか。あるいは前回ピアノ部門で韓国人が2位3位に入賞しているから韓国で注目されている、のかな?