アルゲリッチとコワセヴィッチがポリーニの代役を努めた件
ポリーニが、エクサン・プロヴァンスの音楽祭をキャンセルし、その代役としてアルゲリッチ&コワセヴィッチが出てきてピアノ・デュオを演奏するという事象が発生しました。いや、正確には、発生します。公演は明日19日水曜なので。
アルゲリッチはカプソン兄弟とも非常に仲がよいので、エクサン・プロヴァンスから本人に直接ヘルプを出したということでしょうかね。(この音楽祭の監督を務めるのはルノー・カプソン)
どうも調べるとポリーニのリサイタルの代わりに最初オーケストラ?公演が組まれたが、再び変更、アルゲリッチとコワセヴィッチになった模様。柔軟だなあ。ゆるいなあ。いいなあ。日本だったらふざけんな責任者出せ!ともの凄い勢いでねじ込んでくる人が何人かいそうです(フランスでもいるかも)。
音楽祭公式サイト
http://www.festivalpaques.com/fr/spectacle/148/martha-argerich-stephen-kovacevich
アルゲリッチはかつてキャンセル魔としても名を馳せていましたが(日本でもキャンセル歴あり)、いまやおっとりしたおばあさま。顔も柔和になり、キャンセルもかつてのようにはしなくなっています。
そしてついに、自身が他人の代役を務める、と。おもしろい。アルゲリッチ、明日キャンセルしなければいいね!ないと思うけど。
コワセヴィッチもよくスケジュールがあいていましたね。コワセヴィッチはご存知アルゲリッチのかつてのパートナーの一人。娘も一人いるよ。今でも仲がいい。アルゲリッチはデュトワとも仲いいですしね。えーと?長女リダ・チェンのお父さんとも仲がいいのでしょうかね(すごく前に聞いた気がしますが忘れた。中国人なんですよね確か)。
明日二人が弾くプログラムも素敵というか王道というか。
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:リンダラハ
ドビュッシー:白と黒で
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ラフマニノフ:交響的舞曲
つらつらと書きますが、アルゲリッチみたいにビッグピアニストがもっと二台ピアノのコンサートを日本でやってくれれば、と願わざるを得ません。そうしたらもう少し二台ピアノも有名になるのに。アンスネス&アムランとかだれか呼んでくれませんかね。
チケット代金が上がりすぎるか・・・。