昨日のキーシン結婚のニュースは、みなさまやはり驚かれたのか、普段の倍ぐらいのアクセスがありました。
ねもねも舎は現状、どの程度のアクセス数があるかと言うと、一日だいたい500人ぐらいです。はい、まだまだ少ないですね。昨日は1100アクセス。しかしじわ、じわ、とアクセス数は増えてきているのもまた事実でして、今年の頭ぐらいまではだいたい350/日でした。有難き幸せ。
いろんな方からねもねも舎、読んでるよ!と言って頂く機会も増えてきております。ピアノファンの皆様に有益なニュースを面白くご提供して行きたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
さて、世界一の音楽学校。
さて、世界で一番の音楽学校、なんてどうやって計るんだ、とも思われるでしょうし、ランクのつけようがない、とも思われるでしょう。だいたいその学校を卒業したからと言って有名になれるわけでもないし・・・。しかしまあ、レベルが高いと言われる場所で、レベルの高い学生達に囲まれて学ぶのと、教師はやる気なく自著を売りつけるだけ、生徒も休憩時間にタバコを吸うことしか考えていないようなへぼ学校(特定のどこかをイメージしているわけではありません!なんとなく適当なイメージです)に通うのとではやはり差は出ますでしょう。
というわけで、QS Quacquarelli Symonds Limitedというロンドンかな?の会社が毎年リリースしている世界大学ランキングというのがあります。どんな会社かよくわかりませんが、三井物産が出資してたりするので、それなりに信頼できる会社なのではないかと思われます。その中に「パフォーミング・アーツ」部門が存在します。
ここを読みますとどうやってランク付けしているかが書かれていますが、例えば「学会での評価」、「雇用主の評価」、「学術書での引用回数」とかそういうものでスコアを出しているそうです。
なるほど・・・。そもそもが「世界の大学ランキング」であって、音楽学校に特化したものではないので、ちょっと違和感も感じるかも知れませんが、いずれにせよ、上にいたがほうが下よりもいいよね、たぶん。というわけで軽い気持ちで・・・読んでみましょう。
第一位は!!・・・ジュリアード音楽院。
わかるなあ、わかるわかる、という声も聞こえてきそう。ニューヨークの名門ですね。ジュリアードで勉強したピアニストというと、例えばロザリン・テューレック、スティーヴン・ハフ、ヴァン・クライバーン、チョン・ミョンフンなどがいます。あれ?もっとぼこぼこいるかと思っていましたがそれほどでもないですね。
第二位は!!・・・・ロンドン王立音楽大学。第三位!・・・ロンドン王立音楽アカデミー。ふふ。この二つは違う学校なのさ・・・。
とまあそんなこんなでずらずらっと50位まで並んでいるので(そして51-100位までは特に順位付けなく列記されている)、興味ある方はランキングを眺めてみてください。ところで、気がつくことがひとつあります。この際ですからはっきり言いましょう。「日本の音楽学校が一つも無い」。
よく見ますと日本からランクインしている学校が2つありますが、それは東京大学(38位)と大阪大学(51位以下)。どちらも音楽学校ではありません。東大出身の音楽家もいないわけではありませんが。
しかし日本の音楽学校、解雇騒動とか意味不明な事をしてないで、もっと中身を高め、充実させ、国際化させ、名声を国際的に響かせられるように頑張って欲しいもの。
戦後~高度成長期の桐朋学園のような国際的な輝きは、もはや帰ってこないのか!!いや、さらなる高みを目指す学校は、出てこないのか!