河合楽器製作所が来年から国際ピアノコンクールを開催するのだとか。
日本で開催されるピアノの国際コンクールと言って有名なのはなんでしょう。まずは浜松でしょうね。それから仙台、あとは高松もあります。そんなところでしょうか。もちろん国際の名前のつかないものも多数あります。
クラシック音楽の国際コンクールというのは、既にプロとして活躍している人たち(もしくは活躍をはじめたばかりの人たち)が腕試し、キャリアアップのために受ける、というたぐいのものです。不思議なことに、優勝するぜ!と気負って来る人よりも、「どうせ落ちるし~。入賞したらラッキー」ぐらいの人のほうがいい成績を出したりすることもあります。受ける人は「落ちても全然気にしない」という心構えでやるのが正しい。今は有名なピアニストでもコンクールで落ちまくってたりしますし。
話がずれました。このニュース、日経新聞、中日新聞などに掲載されているのを確認しました。そしてカワイのサイトにも掲載されているのを確認いたしました。
コンクールというのはマンパワーも必要だし、運営はかなり大変なことですが、それをえいやっとの思いで始める、しかも国際の名前をつけて頑張る、というのは本当にすごいことだと思います。軽い気持ち、ひやかしで出来るものではありません。
えーと、なになに、目標参加者は300人?どっひゃー!!!それは参加者集めが大変だなあ。・・・あ、でも予選は「全国のカワイショップ内のサロンにて順次開催」と書いてあるからカワイ音楽教室の子どもたちもたくさん参加するのかな?彼らのモチベーションアップとレベルアップも兼ねているのでしょうかね。
外野は好きなことを言えるのですが、やるからには中途半端にお茶を濁すのではなく、ぜひいいコンクールを作って欲しいです!!期待いたします!・・・優勝賞金100万はちょっと低いかな・・・。浜松も高松も300万だよ。賞金だけがコンクールの良し悪しではないのですが、賞金が多いとそれだけ広く人が集まって来ますからね。
あと賞金よりも重要なのはコンクール終了後の国際的なキャリア支援ですね。ここはなんとしても力を入れて欲しいと思います。キャリア支援が充実しているといいピアニストたちが集まってきます。ピアニストは仕事があって(弾く場所が提供されて)なんぼですから。
年間400公演を、向こう75年間ご約束、ぐらいでよろしいのではないかと!!(多すぎるかナ・・・)