来年の5月末から6月頭にかけウィーンで開催される予定のベートーヴェン国際コンクール(たぶん世界中で一番有名なベートーヴェン国際コンクール)のデッドライン、つまり参加申込の締切が延長されているのを発見してしまいました。
本来は10月15日まで、ということだったのですが、今月いっぱい、10月31日までということになっています。コンクール芸術監督ヤン・イラーチェク・フォン・アルニン(ピアニスト)からのメッセージが公式サイトに出ていました。おやおや。あらあら。どうしてでしょう。
知らない方のために申しておきますと、このコンクールの過去の入賞者リストはここ。優勝者にはシュテファン・ヴラダー、内田光子、ジョン・オコーナー、ジャスミンか・スタンチュール、アンティ・シーララなど、名手と言われる人たちの名前が連なっております。オリヴァー・カーンという名前の、サッカーのゴールキーパーのような名前の人物が優勝していることで有名(自分の中だけで有名)。
そんな歴史あるコンクールなのにデッドライン延長というのはどういうことなのであろうか。世界なぜなぜ物語。
考えられる理由は何でしょうか。もっともシンプルにしてイージーな想像。それは、「よほど参加申込が少なかったのに違いない」という身も蓋もない理由。
宣伝がいまいち行き届いていなかったのか、手を抜いていたのか。それともこのコンクールが凋落しつつあるのか・・・。このコンクールはそこそこメジャーなコンクールと勝手に思っていましたが、こういう事態というのは、ややどころか、結構、意外な感じがしますね。
明日は、我が身(どういう身?)
さあ若者たちよ、30日までに腹を決めてウィーンへ行け!(私はね、行かないですよ。ふふ。)