たまには公演のレポートなども書いてみましょう。
ゲルギエフ指揮、マリインスキー歌劇場管弦楽団の特別演奏会を土曜日に聴いてまいりました。東京文化会館。
それにしても15歳のマロフェーエフ君は若かったですねー。背は充分に高かったですが歩き方もお辞儀の仕方もガチガチでぎこちなく、ういういしくて、おもわず心のなかで「頑張れ・・・」と声をかけてしまいました。演奏も、めっちゃ弾けているとは言え、身体がまだ出来あがっていないんだなー、という感じでした。そう、固くて青いアボカドのようだ。まだまだ閉じている。今後どう成長するか期待したい。
で、コンサート全体について一言で表現いたしましょう。
「長かったです。」はい。
全てが終わったのは21;40頃。世の中、クラシック音楽の演奏会と言えば2時間とかそれぐらいというのが多いように思っていましたが、この頃は長くなってきているのでしょうか。メンバーも、休み無しで連続公演をやっているのに、早く帰りたいとか思わないんですかね。思ってても帰れないのか。
・・・あまりに長いと、現実問題としてどうなるのか。ホールの退館時間は日本では22時が多いので、追加料金が発生しちゃうのです!ガビーン!
いや、今回のように一週間にわたって連続で借りまくると東京文化会館は割引とかそのへんは、まあ、なんとか融通してもらえる?のか?もらえないのか?そのあたりはわかりませんが、普通に考えれば追加料金です。
主催者の懐については痛いと言わざるを得ませんが、多くのお客さんにとっては楽しいのではないでしょうか(終演と同時にアンコール聴かず(聴けず)ダッシュで帰る人は除く)。
せっかく上野まで電車ゴトゴトやってきているのに、さっさと終わるよりも、ちょっとお腹いっぱいぐらいの方が今日はいい体験が出来た、ということになるのではないかと思います(もちろん「演奏がよい」ということが条件になりますけれど。)
さすがにカーテンコールは短めで、さっさとアンコールを弾き始めたり、わりと早目の強制終了だったり(オケのメンバーが立ち上がって握手をして舞台袖に引っ込んでいく)、という感じでしたが、それも気になりませんでした。
そう、マロフェーエフ君もゲルギエフの合図を受け?わりあいさっさとアンコールを弾いていました。ばっちり2曲弾いておなかいっぱい。