ピアノ連弾の楽しみ

ピアノは好きだという方は多いのですが、連弾が好きという人はの数はがっくりと減ります。ピアノのコンサートに行くという人はたくさんいますが、ピアノ・デュオのコンサートに行く人、どれだけいますか?

いませんよね。いないんですよ。ピアノは人気があるのにピアノ・デュオは人気がない。これ、いつも残念なだなと思うのですが、ソロばかりを偏重する日本の音楽界とか教育とかも、変わっていかないといけませんね。

日本でピアノ・デュオで活躍する人といって、どれだけの名前が皆さん、思い浮かびますか。ほとんど知らないのではないですか。え?ザイラーなら知っている?でも彼らを聴くには基本、京都の山奥にいかないといけないでしょう。京都まで行ったことのある方、どれだけおられますか。おにぎりが出るんだぜえ?(←昔テレビで見た。今でも出ると思うんですけど)しかも今お二人既になかなかご高齢なはず。

ザイラー・ピアノ・デュオ以外で、日本で活発に活動しているデュオと言いますと誰でしょう。イベントとかで一過性で組む人ではなくて、定期的に、デュオを活動のメインしている人たちです。何をもって定期的と言うのかは定義が難しいですが。

中井恒仁&武田美和子
白水芳枝&藤井隆史
瀬尾久仁&加藤真一郎
伊賀あゆみ&山口雅敏

とかでしょうかね・・。すいません漏れている方、申し訳ありません。

海外に目をむけますと・・・誰がいますでしょう。

古いところではジョセフ&ロジーナ・レヴィーンとかロベール&ギャビー・カサドシュですか。コンタルスキー兄弟、ラベック姉妹、最近日本でも演奏しているアシュケナージ親子。自殺してしまったクロムランク夫妻。あとは・・・アルゲリッチ&「◎◎◎◎」(◎◎◎◎の中にはバレンボイム、フレイレ、ラヴィノヴィチ、コワセヴィッチ、ジルベルシュタインとか何でも好きな名前を入れてね!)美人のノートン姉妹・・・とか。ネット上で大人気、アンダーソン&ロウとか。おっと、数えだしたらどんどん出て来ました。

こうしてみますと、夫婦、兄弟、親子が多い?フィギアスケートと同じで息が合うかどうかが大事・・・なのでしょうか。そんなこともないのでしょうがね。しかし滅多にピアノデュオが来日しないのは残念だなと思っています。

ピアノデュオにはいい作品もいっぱいありますし、編曲ものでも、いくらでもいい曲があるんですがね。たとえばこれとか。

アンダーソン&ロウ「美しき青きドナウ」

↑楽譜見たことがありますが、激ムズだったぜ。編曲した本人(アンダーソンの方)も激ムズやばい、って言ってたし。

コンタルスキー兄弟に進むならまずはハンガリアン舞曲からどうぞ。

そうそう、ピアノ連弾の楽しみというNHKの番組は憶えておられますかね。そこで教えていたのはタール&グロートホイゼンというデュオでした。この二人は夫婦・・・なのかなあ。この人たちも超強力ですがなかなか日本に来ませんねえ。パルシファルの編曲作品とか強烈に美しい。涙出ますよ。まじで。