ラウタヴァーラを追悼。エチュードを聴く

日本では中村紘子さんがお亡くなりになりましたが、フィンランドではラウタヴァーラが先月末、7月27日に87歳で亡くなりました。フィンランドの代表的な作曲家ですよ。Einojuhani Rautavaara エイノユハニ・ラウタヴァーラ。スペルも格好よくて、好きでした。

さあ、ピアノ・マニアの皆さん、ラウタヴァーラの代表作を挙げて見ましょう!

え、ラウタヴァーラを知らない?それはいけませんね。ラウタヴァーラのピアノ曲は聴きやすくていい曲が揃っていますからね。ぜひ聴いてみましょう。

とりあえず、ピアノ好きならエチュードを聴いてみてはいかがです?短いし、コンセプトもはっきりしているので、わかりやすいと思います。全部で6曲あって、それぞれタイトルが付いてます。

Etude I – Thirds 三度
Etude II – Sevenths 七度
Etude III – Tritones 三全音
Etude IV – Fourths 四度
Etude V – Seconds 二度
Etude VI – Fifths 五度

このタイトルは全部音程のことですよ。三度というのはドの音から見てミかラの音のことです。説明がややこしくてすいませんが、七度というのは、ドから見て一オクターブ上すぐ下の「シ」、もしくは一オクターブ下すぐ上の「レ」の音が七度です。不協和音です。はい。三全音というのは、増四度という音程です。これまた不協和音です。

ただし、ショパンやドビュッシーの三度や四度とは違い、同時に鳴らしているわけではないです。同時に鳴らさなくてもいいよと言う事に気がついた、というか何と言うか、そういうエチュードです。

まあなんせ派手だし。聴いていて興奮するし、演奏もそれほど難しくないと思いますよ。少なくともリゲティのエチュードよりは。信じないという方のために楽譜付きのYouTube動画を貼っておきましょう。

ね?楽譜を見る限りそんなに難しくなさそうでしょう?ラウタヴァーラ、フォーエバー!(弾いてみたらめちゃムズかも?)