先日もちょっとご紹介しましたが、今度エリザベス・ジョイ・ロウがリリースするCD。これが何と86分あるそうです。ジョン・フィールドの夜想曲全集。2枚組みではなくて1枚なんですって。
ここのページで知りました。
http://www.cdjournal.com/main/news/john-field/71479
おやおや、わざわざ高坂さんの連載を5回も掲載するっていうのはなかなか。気合いが入っていますね。フィールドもエリザベス・ジョイ・ロウもそこまで広く知られた存在ではないのに・・・。
でも何に一番驚いたかと言いますとCDの長さなんですよね。さっきも書きましたけど、全1枚組、86分。えっ?そんなに長く入るの?
74分がはじまりだったとされるCDの長さですが、この中途半端な長さはカラヤンの演奏する第九がすっぴり一枚に収まる長さ、と今日の今日まで勝手に理解していたのですが、気になってちゃんと調べだしたら、フルトヴェングラーのバイロイトの第九が74分強でそれが入る長さだった、とか、いやいや、それだって単なるコマーシャルに過ぎないとか、なんだかわけのわからない意見がいろいろありました。明確な答えは少なくともネット上にはなさそうです。
個人的な思い出ですが、祖父が初めてCDウォークマンなるものを買って聴かせてくれた時は、キラキラ光るプラスチックの円盤に心をときめかせたものです。それが今や、CDなんてたんなる箪笥の肥やし、邪魔だな捨てようかな、地震で落下してバキバキになったのも一杯あるし。・・・でも捨てるのもめんどくさいな、、、という所にまで墜ちてしまっている。時代の流れを感じます。
携帯電話だって、10年ぐらい前は「子供に携帯は持たせないようにしよう、せめて大学生になるぐらいまでは」と思っていたのですが、今や10台前半の子だってスマホ。時代の流れですね。
というわけで、86分のCDっていうのも、時代の流れですかね。つまり、CDがとにかく売れないから、話題になったもの勝ち・・・ということですかね。でも実際にCDプレイヤーにかけたら普通に再生されるんでしょうかね?こことか見ると2000年には99分のCDも出ていたそうですが、そこまでCDの録音は長くはなりませんでしたね、結局。
こういう事を考えてしまうのも、86分で一枚という変わった長さのせいだ!!これはエリザベス・ジョイ・ロウの作戦の一つかな?今度会ったら聴いてみよっと(会うことがあるのか)。