セクシードレスの西のチャンピオンがユジャ・ワン、東のチャンピオンはカティア・ブニアティシヴィリ。演奏はユジャ・ワンの方が優勢ですが、全体的な大人度はブニアティシヴィリ。
最近のブニアティシヴィリのドキッとするドレスをご紹介しましょう。メータ80歳記念公演の映像。ただ、シースルーのようも見えるけれど、裏地があるんでしょうね。
不思議な事に演奏中、客席のみなが一様にブニアティシヴィリを見ておらず、左の方に視線が行っている。これはどうしたことでしょうと思ったのですが、よく見れば舞台の後方、視線の先に巨大なモニターがあるんですね。コンサートホールの中にモニターをつけるっていうのは不思議な気もしますが、お祭り騒ぎですからそれでもよろしいかなと。
この映像はズービン・メータ80歳記念の3公演のうちの一つです。メータはイスラエル・フィルの終身音楽監督。でも3公演というのはわりかし太っ腹。終身音楽監督という、今ではめったにないポジションについているからでしょうか。
それぞれの公演についてちょっとだけ触れておくと、ソリストが全公演に入っていて、一つはパールマン、一つはズッカーマン(とその新妻チェリスト)、そしてこの公演が、マツーエフとブニアティシヴィリ、という、ちょっと不思議な選択肢。
・・・マツーエフとブニアティシヴィリが同じコンサートの舞台に立つ・・・?茶碗蒸しの後にパスタが出てくる、みたいな居心地の悪さを少しだけ感じます。前半はマツーエフがプロコの2番を弾き、後半がブニアティシヴィリで、チャイコフスキーの第1番。
ブニアティシヴィリ、わりと好き勝手に演奏していますし、なんだか画面を意識しているのか、自慢気な表情を見せるところがちょっと気になります。ブニアティシヴィリはおそらく今がキャリア面で一番乗っているでしょうから、自慢気になるのもしょうがないかなとは思いますが、もう少し高度に弾けないとさらに上には行けない・・か?
せっかく有名になれているのだから、ぜひもうひと踏ん張り・・!!
といったところで本日もおやすみなさい。