2019年秋、天津にジュリアード音楽院が出来る。

世の中のクラシック音楽マーケットの中心は中国に移行していますね。それが極めて如実にわかる出来事、それが、天津ジュリアード音楽院!!(2019年秋オープン予定)

日本語で読めるニュース:
http://www.afpbb.com/articles/-/3138528

え、ジュリアード音楽院を知らない??そんな方は、ググって出直して来て下さい。ニューヨークにある、世界でも最も有名な音楽学校の一つです。

中国の天津っていうと「甘栗」ぐらいしかイメージなかったですけど、現代の天津の画像とか見るとめちゃくちゃに発展していますね。(そもそもどこにあるのかもよく知らないけど)でも天津近郊に住む人も含めると740万人、って相当でかい都市ですね。

天津と言えば、おととしの夏に謎の大爆発事故があったのでも記憶していますが、うーむ、あれはそういえば結局どういうことだったのか。うやむやですね。

それはおいておくとして、その天津に、なんと、ジュリアード音楽院が・・・・出来るのか?っていうのは相当仰天のお話ではありませんか。

その昔、日本のクラシック音楽界が盛り上がっていたころ、あるいは韓国の音楽界が盛り上がっていたころ(今ももりあがってますか)ですら、学校を作ろうだなんて話にはならなかったと思うんですが、中国はやることが違う。

ジュリアードをそのまま(かどうかはわかりませんが)中国に持ってきちゃうんだから。すごいよ。スケールが違う。よくわかりませんが、要するに日本の地方都市が「え?ハーバード大学がうちの街にも欲しい?じゃあ買って作るか」とかそういう話ですよね(よくわからない例え)。

建物を設計するディラー・スコフィディオ+レンフロのサイトに詳細なCGが何枚かありますので興味のある方ご覧下さい。

http://tianjin-juilliard.dsrny.com/

なんじゃこりゃあ。猛烈な大都市だし、ぜいたくに地面を使ったデザイン。桐朋学園大学の新しいキャンパスも、頑張ってるねと思いましたけど、スケールの大きさがこれじゃあ、まるで太刀打ち出来ないっすね。かけられる予算の桁がいったいいくつ違うのか、と、目が白黒します。

ジュリアード天津卒のスーパーピアニストたちが世界に向けて発信される未来も近いか。